モラロジー青年活動ネットワーク

<報告>親へ思いを届けようプロジェクト2012

“社会の道徳化推進、人づくりによる国づくりに貢献しようとするモラロジーの精神に則り、ハガキによる心のキャッチボールを通して、個々に親子の絆、家族の絆をより深めていただきながら、学校および地域で広くこれを表彰することを通して、あたたかい社会と未来の創造に貢献したい!!”
 この熱い志のもと、今年度も公益財団法人兵庫県青少年本部にあたたかいご指導をいただき、兵庫県、兵庫県教育委員会をはじめ各市町村の教育委員会にもご後援を頂戴する形で「親へ思いを届けようプロジェクト2012」を開催いたしました。

このプロジェクトは、6月1日〜9月20日を応募期間として、県下各事務所が各地の教育委員会や学校に取り組みをお願いし、道徳の授業や宿題で取り組んでいただきます。地域の学校における道徳教育を公益財団法人の出先機関としてお手伝いすることで、地域総掛かりで健全な青少年育成に貢献していくことが第一の狙いです。
 各学校で取りまとめていただいたハガキは各事務所にて回収後、協議会で専用台紙に転写し、返信ハガキをつけて親元へ送ります。親からも返信ハガキが届くと、同様に台紙に印刷して子供さんに送ります。そのキャッチボールを通して、ご参加いただいた全てのご家庭でハガキを通じたあたたかい心のキャッチボールをしていただくことが第二の狙い〔一番の特色〕です。

そして、ご応募いただいたハガキの中からまずは各地域の教育委員会にご協力いただき地域審査を実施し、出来るところは地域版表彰式を開催します。その後、各地より厳選された作品は県にて最終審査を実施し、県表彰式を開催します。このような表彰式や作品集作成を通じて、あたたかく強い親への思い、子への思い、素敵な親子の絆をより広く地域社会にお伝えし、少しでも多くの方と親子の絆の大切さを共有すること、これが第三の狙いです。
 5年目の今年度、応募のあったハガキの枚数は・・・1年目の1,558通、2年目の2,703通、3年目の6,007通、4年目の8,490通を大幅に超えるなんと16,102通!県下各地において更に多くの学校からご応募をいただき、各地で有益な事業として信用いただき定着してきたことを有り難く思うと共に、世代と地域を超えて皆さんからいただいたあたたかい親子の思いと絆の多さ、また学校や地域社会からの期待と責任の重さに心が震えました。

各事務所では、先輩方も青年も総動員で学校を手分けして回っていただき、取り組みをお願いしていただきました。また、協議会での作業も週2回各事務所毎にシフトを組ませていただき、ハガキを転写、発送する作業をしていただきました。学校廻りや発送作業は、大変な時間と労力がかかりますが、だからこそやりがいも大きく、実際に社会のお役に立っている実感と共に、応募いただいたハガキから感動と元気をいただきながら、先輩方と楽しく作業を進めさせていただきました。

12月、地域での審査を開始、各地域において教育委員会や先生方にご協力をいただき、県審査に上げる地域の代表作品を決定しました。その審査に基づき、今年度はたつの市で地域版表彰式を先駆けて開催しましたが、教育委員会主導で審査していただき、市長賞、教育長賞をはじめ56名の入賞者とその家族約150名と、あたたかい親子の絆を共有するステキな表彰式を開催することが出来ました。たつの市では市内23校中16校、市内小中学生の1/3にあたる7,105人中2,505人から応募があり、作品集も道徳教育にお役立ていただくため、市内のすべての先生にお配りすることができました。
 1月、姫路市教育委員長の浅江様、青少年本部の中山様、谷川様、大橋様に審査委員をお願いし、審査委員会にて兵庫県知事賞、モラロジー研究所賞、青少年本部理事長賞をはじめ県での62名の入賞者を決定していただき、優秀作品集も完成しました。

「25.2.24 表彰式☆」当日は入賞者への表彰式に加え、ハガキ紹介エンドロールなどで、会場は親子の絆のあたたかい空気に包まれ、例年同様、涙々の感動に溢れる会となりました。今年も本当に多くの入賞者がご家族お揃いで表彰式にお越しくださり、250人収容の会場は満席でした。学校をあげて多数応募いただいた学校長へ青少年本部から「学校奨励賞」の授与もあり、沢山の先生方がお越しいただけたことも意義深いことでした。当日来られた皆さんは、終了後きっと神戸の街でご馳走を食べながら更に親子の絆を深めていただけたことと思います。
 また、表彰式では例年通り青年が中心となって頑張ってくれました。今年度、近畿ブロックでは青年&次代基礎講座を開催いただきましたが、そこで繋がった青年たちや次代リーダーのご子息が多く手伝ってくれたことも嬉しいことでした。終了後の懇親会でより深く繋がれたことも大変有意義でした。

そして表彰式終了後、各事務所では各地教育委員会ならびに応募いただいた学校に作品集を持ってお礼訪問をしています。どこへ行っても先生方から「素晴らしい事業ですね。」「子供からハガキをもらって親が大変喜んでいます。」「表彰式とても感動的でした。」とお褒めの言葉をいただき、更に元気と勇気をいただいている私たちです。中でも、学校や行政はもちろん、PTAなどで一般の方に接する際にも、「モラロジーさんって言うとあのプロジェクトの・・・良いことしていらっしゃいますね。」とおっしゃっていただき、兵庫県各地域において、モラロジーに対する評価、親しみ、公益性といったものが確実にレベルアップしていることを実感できることは大変嬉しいことです。中には「ニューモラルを定期購読し始めました」なんていう嬉しいお声もありました。

本当に多くの方のご理解、ご協力のお陰で、こうして素晴らしいプロジェクトが開催でき、親子の絆の大切さを沢山の方と共有し、沢山の笑顔やステキな思いに触れることができることは本当に有難く、一同、心より感謝の気持ちでいっぱいです。プロジェクトを通して皆様に感じていただいた「親子の絆の実感」が個人と家族の元気の素となり、社会と未来を明るく創造していくきっかけに少しでもなれたなら何より嬉しいです。
 事業が大きくなれば大きくなるほど、労力面、費用面、の問題が具現化してきます。この点についても既に運営会議でしっかり議論をしていただき、来年度からは応募用紙と発送方法の改善と、より地域シフトすることで、更に上手に運営できるよう、協議を進めております。

また、事業への期待と共に社会的責任もより大きくなってまいりますので、情報管理を中心としたコンプライアンス遵守を今以上にしっかりやっていくことを確認しあっております。
 これからもこの事業を通じて、「人づくりによる国づくり」という志のもと、より広く、より具体的に地域社会にお役に立てるよう、楽しく進めてまいります。そしてそのイキイキした大人たちの後姿を子供達ならびに次の世代に見てもらいながら、今後も学校における道徳教育を支援しつつ、社会の道徳化と健全な青少年の育成に貢献する有益な事業として、更に進化させていきたいと思います。



<兵庫県モラロジー協議会 プロジェクト担当 前田道亮・谷藤健夫>