モラロジー青年活動ネットワーク

<報告>平戸モラロジー事務所 海軍基地清掃ボランティア

9月18日(土)〜19日(日)、「各地の偉人を通じてモラロジーを学ぶ」〜第3回 海上自衛隊の街・佐世保と題し、平戸事務所のメンバーが佐世保事務所主催の海軍基地清掃ボランティア活動に参加しました。海上自衛隊OBの方による講話や清掃ボランティア活動、佐世保資料館の見学を通して、清掃活動を継承されている佐世保事務所のご先輩方の思いや、海上自衛隊に関して学ぶことを目的に開催し、25名(うち青年13名)が参加しました。

初日の夜は、佐世保事務所青年の川原譲氏と、同事務所の野口氏の御親戚で海上自衛隊OBの迫田澄博氏による講話。川原氏の祖父は叙勲を授与されるほど自衛隊で活躍され、その祖父に厳しく指導された事などを話してくれました。また、事前に書物を参考に勉強されており、現在の自衛隊について素晴らしい講話をいていただきました。



講義の後半は、迫田氏より、昨今の自衛隊事情についての講話。迫田氏は、佐世保出身で海上自衛隊を定年退職後、会社社長の傍ら佐世保防衛経済クラブの専務理事をされています。現役時は、艦長、海佐を歴任され、インド洋の給油活動でも第一線の艦長として活躍されました。
 迫田氏は、御自身の在職中の経験を交えながら、海上自衛隊の組織や活動、現在の安全保障についてお話しされました。特に、補給活動や海賊からの警戒監視活動、緊急援助活動などに際し、日本独特の“見返りを求めない姿勢”は国際的に評価が高いとのことでした。しかし、日本国内の評価が低いことや軍事力が減らされる傾向を強調し、国民の意識と自衛隊との関係に問題があると指摘しました。また、昨今の日中関係に関して、私たちがニュースでは知らない“国際法を無視しすぎた中国の行動”を教えていただき、驚きの連続でした。



2日目の午前中には、海軍基地(通称:東公園)清掃ボランティア活動を行いました。この活動は、佐世保事務所の先輩方が昭和59年より年2回、特に遺族のお参りが多いお彼岸前にされています。東公園は敷地約28900平方メートル、国難に殉じた旧海軍、軍人、軍属の英霊約17万余柱が祀られている公園です。毎回、基地内で清掃箇所を決めて掃除を続けた結果、次第に公園内が綺麗になったそうです。
 今回は、佐世保事務所の先輩方6名、県青年5名で清掃活動をしました。落ち葉が多く気持ちのよい汗を流しました。1時間ほどの清掃の後は、先輩方とお弁当を食べながら交流を深めることが出来ました。先輩方がお弁当に加えパンも用意してくださり、私は廣池博士が書生に郵便の遣いを頼んだ時の博士の心遣いの話を思い出しました。博士は、雨の中で遣いに行った書生を心配し、帰ってきたら冷えた体を温めるためにお風呂の準備や“おかゆ”を作って待つように他の書生に伝えたそうです。佐世保の先輩方も、同じような気持ちで食事を用意して下さったと思います。先輩を通じて博士を感じることができ、非常に良い経験をさせていただきました。昼食後、公園内にある船や潜水艦の形をした慰霊碑や個人の墓地を見学しながら、今の日本を築き上げた英霊を肌で感じることが出来ました。


その後、海上自衛隊佐世保史料館を見学しました。7階建ての建物で、階毎に時代別の海上自衛隊の歴史が紹介されています。元音楽隊の方に1時間半ほど説明をしていただきました。その他、勝海舟の時代から最新鋭のミサイルについて学んだり、海上自衛隊が頻繁に海外に行く事情から洋食のマナーも教え込まれること、戦闘機の名前は紀元前の年式から取っていること、食器や飾り類に菊の御紋が飾られ、常に陛下を思いながら職務に従事していることなどを知り、大変勉強になりました。


今回、いろいろな海上自衛隊OBの方々のお話を聞いて、日本人である誇りや自衛隊員である誇り、自衛隊の必要性を皆に訴えたいという熱い気持ちを感じ、私も改めて自衛隊の必要性を感じました。また、墓地清掃参加は、英霊を肌で感じる良い機会であり、心から感謝の気持ちを持って清掃をさせていただきました。これも、佐世保事務所の方々が活動を続けてこられたお陰で、私たち青年も海軍墓地にご縁をいただくことができました。清掃活動には今後も継続的に参加し、先輩方から多くのことを学びたいと思います。

お世話になった佐世保事務所の先輩方、ありがとうございました。

平戸事務所 青年代表 吉冨和宣