モラロジー青年活動ネットワーク

<報告>第36回全国学生モラロジー研究会

8月23日(木)〜26日(日)の日程で柏生涯学習センターを会場に第36回全国学生モラロジー研究会(通称:学研)を開催し、参加者36名、スタッフ16名の合計52名が集いました。

ワールドカフェ

今回のテーマは、「HANABI〜終わりのない楽しさを〜」
今まで積み上げてきた多くの経験の中で、「楽しさ」をたくさん感じる事があったはず。でも、その「楽しさ」にも質の違いがある。普段感じる楽しさと、違う楽しさとは何があるのか。自分の人生を真に楽しむ「生き方」を、学生スタッフが参加者と共に探求しました。セミナーの企画は学生スタッフそれぞれが豊かな発想で考えたものです。運営もまた、学生自身が行いました。

分科会

《1日目の目標は、「楽しむ」》
 自己紹介やレクリエーションを行い、班対抗スポーツをして交流しました。初めて出会った人たちでも自己紹介をし、班内で協力しあうことで一気に心の距離を縮めました。

大垣光宏講師

《2日目の目標は、「気づく」》
  「楽しさ」とは何か、というテーマのワールドカフェから始まりました。それぞれ普段の生活の中で感じている「楽しさ」を出し合い、模造紙に書いて考えを共有しました。中身はそれぞれでしたが、主には享楽的、一時的な楽しさが目立っていました。

その後、大垣光宏講師(大和郡山モラロジー事務所代表世話人、社会教育教師)から、体験を交えながら、@夢を持つ、A生かされて生きるという事を中心にお話がありました。また、モラロジーを中心に据えた、自立した人間としての「楽しみ、喜び」とは何かというお話がありました。

それをもとに、参加者は感じたことや、学んだことを紙でまとめ、その後今度は「終わらない楽しさとは何か」をテーマに再びワールドカフェを行いました。

この二回目の話し合いでは、「喜び」につながるような「楽しさ」が中心になって話され、各グループのまとめには「感謝・思いやり」「人との関わり」「家族とのつながり」「成長」という、一回目の話し合いよりも、より道徳的な心づかいの内容が目立っていました。

講義風景
チームビルディング

午後からは、チームビルディングを行いました。(チームビルディングとは、同じ目的に向かって、性格や経験、知識、スキルなどの異なる複数のメンバーが一丸となって活動していくための、効果的な組織づくりを目指すための手法の一つです)。目標は「グループからチームへ」。

各グループは与えられたお題を通し、チームへと変化していきました。その変化の中身は、信頼や、協調性の獲得といったもので、学生たちはその意識の大切さを感じているようでした。夜はフリートーク。レクリエーションを交えながら、更に親睦を深めました。

サークル風景

《3日目は「受け取って行動してもらう」》

午前中はディベートを通して、人と人との間に生まれる言葉について改めて考え、その大切さに気づいてもらいました。その上で、自分の中にある大切な言葉をクレヨンで紙に書き、それぞれ発表しました。

風鈴

午後の企画では、風鈴作りをしました。風鈴作りでは、自分のものではなく相手の風鈴を各々が製作。最後にそれを交換しあいました。完成した風鈴を一斉に鳴らしたとき、教室内は涼しげな雰囲気になりました。

いよいよ最後の夜。その夜の企画では「想いのHANABI」と題して、今この場でこうして出会えた事について、話し合いました。この不思議な縁を学生たちは以下のように例えました。「一人の人生を一本の直線として、今何本もそれが交差して点をつくっている。」という風に。この点を考える事で今の出会いに感謝ができ、それを結び付けてくれた過去にも感謝できていく、それがこの企画の狙いでした。

また企画の最後には、このセミナーに対する参加者の想いを雫型の紙に書き、それを花火の形に貼り付けて、演台の上に飾りました。更に、この雫型の紙には蛍光塗料が塗布されており、場内をスタッフが暗転させると、そこには淡い花火が浮かび上がっていました。

ファイナル風景

《最終日は「意志を持つ」》

セミナー後の自分を明確にするという目的で、ワークシートに取り組みました。ワークシートの内容は、一年間の行動計画表、短期の具体的目標、長期の実行する目標です。また、このセミナーを一時的なもので終わらせるのではなく、終わらない楽しさを見つけられた場所として、長く記憶に留めておいて欲しいという願いもあります。参加者は、このセミナーで得たことを基に将来の志を話し、共有しながら、同じ仲間がいることの喜び、明確化できた喜び等、様々に感じる部分があったようです。

セミナーのまとめ、フィナーレでは、そして最後のフィナーレでは、参加者とスタッフが一人一人前に出て、この四日間の感想を発表しました。大勢の参加者が、素の自分になる事ができた、もっと早くこのセミナーに出会っていたかった(大学4年生の参加が多かったため)、深い話ができた、楽しかったと述べました。

感想では「普段の大学生活では出せない自分の素が出せた」、「セミナーを通して、もっともっと外に出て新しいことをして、自分の世界を増やしていきたい」、「感謝の大切さを知ることができた」、「スタッフみんなの気づかいや様々な魅力にすごいなと感心ばかりでした」、「人を受け入れることの大切さをあらためて感じた」、「おなかの底から笑うことを思い出した」などがあり、新しい出会いの中で、多くの価値観に触れ、勇気を出して一歩を踏み出すことの大切さ、感謝の大切さなどを感じられたようです。

この学生モラロジー研究会の4日間、学生たちは自分自身とよく向き合い、また素の自分で他人と接し、普段あまり感じる事が少ない、心が温くなる経験をたくさんしました。その結果、新しい自分を発見したり、勇気をもらったり、感謝したり、温もりに触れたりする事ができました。

是非この経験を生かし、今後とも「終わりのない楽しさ」を追い続けていってほしいと思います。また、ここに戻ってくればいつでも、同じ想いを持つ仲間が、いつでも皆さんのお帰りを待っています!

待ってるよ〜♪

関東学生モラロジー研究会は、9月より新たなメンバーを加え、3月の高校生セミナー(平成25年3月22日〜24日)に向けて活動を始めます。
 ぜひ、お知り合いの高校生をご紹介ください。また来年この場所でお会いしましょう!

(レポート:青年部 青年育成課)


 ☆第35回全国学生モラロジー研究会の様子は こちら