モラロジー青年活動ネットワーク

<報告>第37回全国学生モラロジー研究会

ワールドカフェ 8月29日(木)〜9月1日(日)の日程で柏生涯学習センターを会場に第37回全国学生モラロジー研究会(通称:学研)を開催し、参加者28名、スタッフ9名の合計37名が集いました。
 今回のテーマは、「ひまわり〜笑顔をパワーに変えて〜」
  度々私たちは誰かの笑顔に勇気や力をもらいます。それは単なる笑顔ではなく、相手を中心に据えた心使いをするときにでる笑顔の力。ワールドカフェその笑顔の象徴を「ひまわり」にたとえ、このテーマを決めました。またこのセミナーを終えて、参加された方が周りの方に笑顔を届けられるようになって欲しいという願いも籠められています。
  また、スタッフはこのセミナーのために心を磨いてきました。「全ては参加者のために」、これは学研の合言葉ですが、その想いのもとこのセミナーを企画しています。
  企画は学生スタッフそれぞれが豊かな発想で考えたもの。運営も、学生自身が行いました。
ワールドカフェ   
 《1日目の目標は、「打ち解ける」》
  自己紹介やレクリエーションを行ったあと、分科会に分かれて親睦を深めました。
  夜は班対抗スポーツをして交流しました。初めて出会った人たちでも自己紹介をし、班内で協力しあうことで一気に心の距離を縮めました。
  
 《2日目の目標は、「考える」》
  ワールドカフェ「歴史から学ぶ」ということを中心に、午前中は矢野壽郎講師(講師室講師研修課)により講義を頂きました。WBCでの日本対台湾戦での、試合終了後の日本のファンへの一礼に込められた意味を探る映像から始まり、エルトゥールル号のエピソード等、なぜ日本が他の国から称賛されているのかということ、また今回のテーマは恩のキャッチボールであることなどをお話されました。
  その後分科会毎に感想を共有し、@なぜこのような話し(講義の中のお話)は今まで残っているのか、Aなぜ学校で歴史を教えるのか、というテーマについてディスカッションを行いました。ワールドカフェ参加者からは「歴史から学ぶということの大切さが分かった」「恩を忘れないために歴史を教えることが大切」という感想が挙がっていました。歴史を学ぶことを通して自国への誇りを持つことや、恩を返していくことの大切さに気付くことができたようでした。
  午後からは、各分科会に分かれ話し合いやゲーム、ワーク等を行いました。「バンデラス」という企画では、10分づつ机を移動して14人の仲間と二人で話し合いをしました。一人につき10分という時間でしたが、相手の考え方、生き方を知ることができ、参加者の心の距離が縮まりました。そして夜はフリートーク。レクリエーションを交えながら、更に親睦を深めました。

 《3日目は「愛について考える」》
 ワールドカフェ 午前中は北山正弘講師によるご講義がありました。テーマは「“愛”(愛情ある一言が心の軸足を育てる)」で、講義では以下の4つの視点からお話くださいました。@私たちは社会生活を営む上において「人と人とのつながりのなかで、持ちつ持たれつ助け合って支えられて生きている」ということ、A私達の生活・生存を根底で支えている親祖先の存在にきづき、この存在に感謝し恩に報いる生き方を心がけること、B目に見えない偉大な先人先輩の道徳的努力を体得し、社会にご恩返しし、そして更に豊かなものにして次世代に繋いでいくことの大切さを学ぶこと、C学ぶ目的は自己の品性向上のためだということです。このことを先生の体験をもとにお話をいただきました。
ワールドカフェ そしてその後は分科会毎に分かれて話し合いです。北山講師のお話の中で相手を「宥す(ゆるす)」事によって、相手が徐々に変化、或いは成長していったというお話があり、自分達が北山講師のお立場だったら「宥せるか」、「宥せないか」、そしてまたそれはなぜなのかを話し合いました。最後には、分科会で「褒め言葉シャワー(一人の人の外見以外の長所を言っていく)」も取り入れました。褒められることで、自分の知らない一面も見ることができました。
 講義の時間を通して学生たちは道徳的な価値観を認めて、実行することが大切なことだと感じることができたようでした。
 午後の「フリー企画」ではパラバルーンで様々な技に挑戦しチームワークの向上を図ったり、「カスタム企画」では参加者同士でプレゼントする意図のもと手作りでキャンドルを作りました。ワールドカフェ相手のことを思いながら作ったキャンドルはとても綺麗にできました。
 夜の企画では、「相手のことを思いやる」というテーマで様々なワークに取り組みました。参加者は相手のことを思いやり、行動することの価値を体感できたようでした。
 ディベートを通して、人と人との間に生まれる言葉について改めて考え、その大切さに気づいてもらいました。その上で、自分の中にある大切な言葉をクレヨンで紙に書き、それぞれ発表しました。
 
 《最終日は「愛を発信する」》
 ワールドカフェ 最終日の企画では、利他的な心の働きから出てくる笑顔とはどういうものかを、セミナーの中で感じたことを中心に分科会で考え話し合いました。
 セミナーのまとめ、フィナーレでは、参加者とスタッフが一人一人前に出て、この四日間の感想を発表しました。大勢の参加者が、素の自分になる事ができた、もっと早くこのセミナーに出会っていたかった(大学4年生の参加者)、深い話ができた、人間性を磨くことができた、心を開けた、楽しかったと述べました。
ワールドカフェ  セミナーのアンケートでは「友達っていうのは時間ではないんだなぁって強く思った」、「人とのかかわり方や、笑顔の大切さ、気持ちの共有といった様々なことを学ぶことができました」、「4日間、すごく楽しかった。濃い毎日、素晴らしい仲間、何から何まで最高でした。」、「大学生になると周りの人と力を合わせて何かをつくることがほとんどないのですごい良い思い出になりました」、「心を開いて話せる仲間になれた」、「相手を思いやることの大切さを学んだ」などがあり、新しい出会いの中で多くの価値観に触れ、相手の事を思いやり、品性を磨くということの大切さ、感謝の心大切さ、恩を返していくことの喜びなどを感じられたようです。
ワールドカフェ  この学生モラロジー研究会の4日間、学生たちは自分自身とよく向き合い、また心を開いた素の自分で他人と接し、普段あまり感じる事が少ない、心が温くなる経験をたくさんしました。その結果、新しい自分を発見したり、勇気をもらったり、感謝したりする事ができました。
 是非このセミナー経験を生かし、今後とも「ひまわり」のような笑顔をパワーに変えて、周りの人の心を救ってほしいと思います。
 ここに戻ってくればいつでも、同じ想いを持つ仲間が、いつでも皆さんのお帰りを待っています!ぜひ、来年の参加もお待ち申しあげております。

 
待ってるよ〜♪

関東学生モラロジー研究会は、9月より新たなメンバーを加え、3月の高校生セミナー(平成26年3月21日〜23日)に向けて活動を始めます。
 ぜひ、お知り合いの高校生をご紹介ください。また来年この場所でお会いしましょう!

(レポート:青年部 青年育成課)

 ☆第36回全国学生モラロジー研究会の様子は こちら